お正月休みに、現場で出た廃材を利用してベンチをつくりました。
古くなったデッキの板材をのこぎりでカットしてビズで固定しただけのシンプルなもので、けっこう簡単に作れます。早速庭に置いてみたんですが、古材でつくったこともありすっかりなじんでいい感じですw
うちの表の庭は、どちらかというと『眺める庭』となっている感じでしたが、ベンチを一つ置くだけで『居の庭』となりました!
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例えばまだ何もない家の周りに、一本の木を植えると景観的な美しさや安らぎが生まれます。また、そこに何か一つ物や構造物が置かれることで、その場所に目的や意味が生まれます。
人の暮らしや営みに、より具体的な影響を与えているのは何か物や構造物が置かれることで、「外にある構造物」いわゆる”外構”が実はとても大切な要素になっている気がします。
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今、外構業界やエクステリア業界の現状を見渡すと、扱われている商品やそれを使って構成されているデザインを僕は正直、美しいとも人や景観・環境にいい影響を与えているとも思えません。本当に、あんな物があんな空間がほしかったのかなぁと思います。みなさんはどうですか?
だから、庭をつくること、植物を扱うことにこだわりを持ってよりレベルアップしていくことは当然ですが、自分たちの力をもっと外構やエクステリアにも向けていきたいと思います。
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住む・暮らすことは、お庭や外構・エクステリアを通して、もっともっと良くなると僕は思います。なんとなくでも共感いただける方々にこの声が届いて、今年は一人でも多くの方に外構やエクステリアのご相談もかけていただけると嬉しいです。
今日は、午前中にスタッフと一緒に稲葉神社へ初詣。その後ランチ新年会!
みんな、いい顔しているのでいい一年になりそうですw
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それぞれの個性が、長所や短所も含めてリビングデザインを形造っている。そんな会社としてこの先も進んでいけるといいなぁと思います。
改めて皆さま今年もよろしくお願いします。
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中庭のヤマザクラは、室内から石張りのテラスへと続く平面的なつながりを、さらに立体的に空へとつなげてくれます。
ほんと、空がきれいで、ここが住宅街であることを忘れます。
最高に美しいサルスベリを植えさせていただきました!
計画の段階では、まったく別の木を植える予定だったんですが、買い付けの際植木畑を巡っている中でこのサルスベリに出合い一目惚れw
この場所に植えたら絶対に良くなる!と思い、お施主さんに相談して計画を変更させていただきました。
図面を描く段階では、現場を何度も見てそこに似合う木をイメージして樹種や樹形を決めます。契約後、買い付けに行く際にはさらに何度もスケッチをしてそのイメージをしっかりと持ってからそれに近い木を探します。しかし、そんな努力も一瞬で吹っ飛んでしまうぐらいビビッ!!!と来る木に出合えることがあります。
僕たちはより良いお庭をつくることが目的なので、さらに良くなるのであれば決まっていた計画を変更することにためらいはありません。
っていうか、ものすごくうれしいw
人との出会いと同様に、植物との出会いも大切にしたいです。
「庭を壊して、コンクリートの駐車場にしたい」 というご依頼がこの業界では多いと思いますが、その逆で「コンクリートの駐車場を壊して、お庭にしたい」というご依頼をいただきました。
暮らし方の価値観や、お庭に対する価値観が変わってきているんだと思います。
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このようなご依頼が、もっともっと増えてくるとうれしいです。
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